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コラム

2024.03.19

SEO対策とは?効果的な施策を行うコツやメリット・デメリットを紹介

ソリューション

SEO対策は、近年多くの企業が集客や認知度向上のために行っている施策です。しかし、SEO対策では具体的に何を行うのか、どのような効果が見込めるのか詳しく知らない方もいるでしょう。当記事では、SEO対策の種類を紹介するとともに、コンテンツ施策を行う際のポイントやメリット・デメリットを紹介します。自社でSEO対策を検討している方は、効果が見込めるかの判断材料として参考にしてください。

SEO対策は3種類

SEOとは、検索エンジンを最適化する取り組みを指します。GoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示を実現すると、検索結果からの流入が増え、売上の向上につなげられます。広告枠ではなく、自然検索枠からの流入を増やすために行われる施策がSEO対策です。SEO対策は主に3つの施策から成り立っています。

1.内部施策

SEO対策における内部施策とは、Webサイトを検索エンジンがスムーズにクロールし、正確にインデックスしてもらうために行う施策です。検索順位を上げるために、テーマ性を正しく評価してもらえるようWebサイトを構築していきます。テクニカルSEO、オンページSEOと呼ばれる場合もあります。

具体的には、サイト構造やサイト設計、細かくあげていくと内部リンクの設置、タイトルタグ・メタタグ・hタグの調整、パンくずリストの最適化、構造化データのマークアップ、目次などHTML上の最適化を図る取り組みです。内部施策を行うと、サイト全体の評価が上がり、検索順位の上昇を目指せます。

2.外部施策

SEO対策における外部施策とは、自社Webサイトのドメイン以外から、自社Webサイトのリンクを集める取り組みです。自社Webサイト自体を構築するのではなく、外側からSEO評価を高める方法です。外部のサイトに自社のリンクを貼ってもらうことを被リンクといいます。Google検索エンジンでは、重要度の高い項目に被リンクを設定しています。

外部にリンクしてもらえているサイトは、他者から高い評価を受けていると判断されるでしょう。つまりは、信頼できるサイトと評価してもらえるため、上位表示に欠かせない仕組み作りです。とくに関連性の高いサイトからのリンクや、自然と発生したリンクは評価が高いため、共有されやすいコンテンツ制作をしましょう。

3.コンテンツ施策

コンテンツ施策とは、Webサイト内にユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを制作し、自然検索からの流入や集客を行う取り組みです。つまり、検索ユーザーが悩んでいる、知りたい話題に対して、的確な回答を持っているコンテンツを制作し、検索ページの上位に表示されることで流入を図ります。

コンテンツ施策で上位表示を狙うためには、継続的にコンテンツを配信する必要があります。多くのコンテンツが評価されれば、サイト自体の評価も上がり、検索結果で上位表示されやすくなるでしょう。質の高いコンテンツを制作し続ければ、コンテンツ自体が企業の資産になります。

効果のあるSEO対策を行うコツ

こちらでは、流入や集客など効果のあるSEO対策を行うコツを紹介します。SEO対策でWebサイトを上位表示させるためには、ユーザーの検索ニーズにマッチしたコンテンツかつ検索エンジンから高い評価を受ける必要があります。

検索意図に沿ったコンテンツ制作

検索意図とは、ユーザーが検索エンジンを利用するタイミングで抱いている疑問や目的などを指します。コンテンツを制作する際は、ユーザーが検索した意図に沿った内容を意識しましょう。つまり、解決策や欲しい情報が手に入るコンテンツを制作することが大切です。

ユーザーが求めている回答をコンテンツに入れ込むと、多くのユーザーが疑問を解決でき、コンテンツから企業サイトや商品・サービスページに遷移すると期待できます。そのため、コンテンツを制作する際は、検索キーワードの裏にある悩みや課題を発見する必要があります。

E-E-A-Tを意識したコンテンツ制作

E-E-A-Tとは、以下の単語を省略したものです。

・経験(Experience)
・専門性(Expertise)
・権威性(Authoritativeness)
・信頼性(Trust)

E-E-A-Tを意識したコンテンツ制作により、検索結果の上位表示を目指せます。「Googleが掲げる10の真実」でも、複数の項目がE-E-A-Tと関連しています。そのため、E-E-A-Tが高いとサイトの品質が向上し、Webサイトやコンテンツの評価が高まりやすいといえるでしょう。

とくに信頼性を中心として、それを築き上げるために経験、専門性、権威性を高めるというイメージです。

YMYLを意識したコンテンツ制作

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の略称です。人々の将来の幸福、健康、経済的安定、安全に潜在的に影響を与えるテーマのコンテンツを指します。ユーザーの利便性を第一に考えたコンテンツ制作が大切です。YMYLに該当するジャンルは以下のとおりです。

・ニュースや時事問題
・政府や法律、市民権
・財産
・健康と安全
・買い物
・人種や民族などの集団
・その他(就職や進学など、人生において大きな選択に該当するもの)

たとえば、健康と安全のジャンルは、医療問題や病院、薬品、緊急時の備えなどに関する情報やアドバイスが該当します。間違った情報を掲載し、ユーザーが実践してしまうと健康上の不利益や、場合によっては命にかかわる危険もあります。そのため、信頼性が担保されたコンテンツを制作することが大切です。

一次情報や最新の情報を利用したコンテンツ制作

一次情報とは、自ら得た情報を指し、公的機関や論文、取材などの情報が該当します。質が高くユーザー満足度の高いコンテンツを制作するためには、一次情報や最新情報の盛り込みが大切です。二次情報は、自分で調査することなく簡単に情報を入手できますが、一次情報よりも信頼性が低くなってしまいます。

一方、一次情報は入手するのに時間と手間がかかりますが、信頼性が高いうえに、コンテンツの独自性を高める効果もあります。情報説得力が増すため、一次情報から制作されたコンテンツは、ユーザーにとっても価値が高いと判断されるでしょう。また、信頼性のあるコンテンツとしてGoogleに評価されやすくなるメリットもあります。

UXを意識したコンテンツ制作

UXとは、ユーザーエクスペリエンスの略称で、サービスを通して得られる体験を指します。ユーザーの課題を解決できる情報を掲載していても、ユーザーが情報にたどり着けない、どこに回答があるかわからないなどの状態では、満足度の向上にはつながりません。

ユーザーが抱えている悩みを解消するためには、必要な情報が見やすく掲載されていることも大切です。ユーザーが適切な情報を素早くキャッチし、離脱率や直帰率を上げないためにもUXを意識したコンテンツ制作を行いましょう。

サイテーションを意識したコンテンツ制作

サイテーションとは、サイト名や企業名などが、他サイトに掲載されることを意味します。外部サイトに自社Webサイトに関する好意的な引用や言及を増やすことで、コンテンツの評価を高める効果が期待できます。一方、ネガティブな引用や言及をされてしまうと、Googleからの評価を下げてしまうおそれがあるでしょう。

ポジティブな引用や言及だけを増やしていくためにも、質の高いコンテンツを制作する必要があります。また、品質の高いコンテンツを、自社のSNSで積極的に発信すると、好意的なサイテーションが増えやすくなるでしょう。

SEO対策のメリット

こちらでは、自社WebページのSEO対策をするメリットを紹介します。SEO対策によって企業にどのような恩恵がもたらされるか知りたい方はぜひ参考にしてください。

費用対効果が大きい

SEO対策のメリットは費用対効果が大きいことです。検索結果画面には、SEO対策による自然検索で表示されるため、掲載自体は無料で行われます。広告のように表示されたサイトをクリックしても費用が発生しません。広告を継続的に掲載すると、その分コストもかかります。

しかし、SEO対策を行ったコンテンツを継続的に制作し続ければ、多くの検索キーワードで上位表示が目指せるため、広告を利用しなくとも一定数の流入が見込めるようになるでしょう。品質の高いコンテンツを継続的に制作する必要はありますが、一度検索上位に表示できれば費用対効果の高い集客力を確保できます。

潜在顧客や顕在顧客にアプローチできる

SEO対策を行ったWebサイトやコンテンツでは、潜在顧客と顕在顧客の両者にアプローチが可能です。顕在顧客とは、簡単に説明すると悩みがはっきりしていて、どのような情報が欲しいか決まっているユーザーです。一方、潜在顧客は悩みや課題を抱えている状態のユーザーを指します。

SEO対策を行ったコンテンツでは、検索キーワードに対する回答を盛り込みます。そのため、欲しい情報が決まっている場合でも決まっていない場合でも、悩みを解消するための情報提供が可能です。SEO対策は、幅広いユーザー層からの流入を図りたいときにもおすすめです。

長期的な企業の資産になる

適切なSEO対策を実施できれば、制作したコンテンツが安定して検索上位に表示されるようになります。検索上位に表示できれば、ユーザーの目にもとまりやすくなり、流入や集客の効果もアップするでしょう。1度検索結果で上位表示されれば、急激に表示順位が下がることは多くありません。

そのため、複数のキーワードで上位表示されるほど、流入や集客効果が大きくなっていくといえるでしょう。継続的にコンテンツを制作することで、長期的に見て安定した集客と収益を生み出せるようになり、コンテンツ自体が企業の資産となります。

企業のブランディングが可能

SEO対策により検索結果で上位表示されるようになれば、認知度が向上します。特定キーワードで上位表示されるようになれば「〇〇といえばこの商品・サービス」と連想してもらえるようになるでしょう。ユーザーに持ってもらいたいイメージに合わせたコンテンツを制作することで、企業のブランディングも可能です。

SEO対策を行ったコンテンツ内で、企業や商品・サービスのブランディングを行えれば、目的とするターゲットに魅力を感じてもらいやすくなるでしょう。企業の認知度を高めるだけでなく、商品への理解も深めてもらえるため企業の広告活動全般に効果的といえます。

SEO対策のデメリット

こちらでは、SEO対策を行ったコンテンツ制作を進めるデメリットを紹介します。企業の資産となり、長期的な流入が期待できるSEO対策ですが、結果が出るまでに時間がかかる、コンテンツ制作の手間が発生するなどのデメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自社に必要な取り組みかを判断しましょう。

効果を発揮するまで時間がかかる

SEO対策をしても、自社Webサイトやコンテンツを上位表示させるためには時間がかかります。サイトの信頼性や情報の網羅性、専門性などを上げてGoogleから高い評価を受けるためには、質の高いコンテンツを継続的に作らなければなりません。SEO対策に取り組む際は、上位表示されるまで短くとも半年はかかると予想して、長期的な計画を立てる必要があります。コンテンツを量産する必要があるため、どのようなコンテンツを制作するか事前の準備が欠かせません。

アルゴリズムのアップデートで影響を受ける

SEO対策を行ったコンテンツは、Googleの検索エンジンの良質なサイトに関する判断基準が変更されれば影響を受けます。基本的に順位が大きく変動することは少ないですが、大幅なアップデートが発生すると、順位の変動が起きやすいと理解しましょう。そのため、Googleアルゴリズムについては定期的にチェックを行い、アップデートが発生すれば、その内容に沿って適切な対策を実施することが大切です。

コンテンツ制作に大きなリソースを割く必要がある

SEO対策では、一定の品質を確保した新規コンテンツを継続的に作成していく必要があります。そのため、半年から数年にわたって大きなリソースを割かなければなりません。また、既存コンテンツも古いものは情報の更新が必要です。そのため、リライトの手間も発生します。制作したコンテンツは長期的な資産にはなりますが、メンテナンスに時間と手間が発生してしまうデメリットがあります。自社のリソースを割かずに高品質なコンテンツ制作を行いたい場合は、外部の専門会社に依頼するのも一つの手です。

まとめ

SEO対策は、コンテンツを検索上位に表示させ、ユーザーの流入や集客を図る施策です。適切な対策を行えば、企業の長期的な資産になるメリットがあります。一方、複数のコンテンツで上位表示を目指し効果を上げるためには、継続したコンテンツ制作が必要です。SEO対策の効果がわかりはじめるのは、半年から数年たったころのため、それまで計画的にコンテンツを制作しなければなりません。

コンテンツ制作にかける時間やリソースがないという企業は、外部のコンテンツ制作専門会社への依頼がおすすめです。弊社ではSEO対策のプロが有効なコンテンツを提案し、制作を手がけるため、高い集客効果が見込めます。コンテンツ制作にお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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