
2022.05.13
進化する商業施設の“サードプレイス化”
販促
Assistant Promotion Director : 藤木 愛里
弊社の事業領域の一つに、年間を通した商業施設の販促がございます。
またその販促は、店頭キャンペーンやPOP制作、集客イベントをただ行うのではなく、
「一体何のためにその販促を実施するのか。
その販促を通して施設、テナント、消費者にはどのような効果がもたらされるのか。」
など戦略的思考をもって計画を組み立てていますので、ここで少しその詳細をお話させていただきます。
変わりゆく商業施設、プロモーションの目的と役割
商業施設におけるプロモーション活動全体の狙い、役割とは大きく言うと
1.入居テナントへの来店機会の創出
2.入居テナントの売上向上
3.お客様に快適で楽しい時間を提供すること
4.お客様に再来店したいと思っていただくこと
の4点だと考えます。
対して私たちの仕事とは、この4つの領域すべてを包括的にサポートし、この中に課題があればそこを解決するために思考を働かせます。
例えば集客が無ければ集客施策、買上単価が落ちれば買上単価を上げる施策、
リピート率が落ちればリピート率向上施策といったように
現状の課題を解決するために日々プロモーション活動をしています。
コロナによって進化した商業施設のサードプレイス化
今、商業施設の在り方はどんどんと変化しています。
ポストコロナ時代となるこれからは多くの施設が「何かを買いに行く場所」ではなく「快適に過ごせる場所」。
いわゆるサードプレイス化を積極的に進めています。
例えば、朝は館内のフィットネスジムへ向かい、カフェで朝食をとり、フレキシブルオフィスで仕事をし、業務終了後には夕食、映画鑑賞、ショッピングをして帰宅する、というように1日を施設内で完結させることも考えられます。

このように消費者のライフスタイルの中に入り込み、「わざわざ行く目的・価値」を作ることがこれからの施設に求められる姿と言われています。
またそれは近年よく耳にする、ウェルビーイング(心と体が健康的で幸せな状態)の概念にも繋がると言われており、近い将来は、消費者の食事や運動、健康状態などの生活のデータを集め、それぞれにパーソナライズした情報を届けていくことも可能となります。
そのような情報を活用することで、ますます私たちの暮らしと密着する存在になっていくのではないかと思います。
重要なのは課題の目的を見極めること
そのような多方面に広がる可能性を秘めた商業施設の販促提案の際に、
私が重要視して考えることは「課題の目的は何か」ということです。

例えば、施策を実施することで売上にも繋げたいし、集客も図りたい。
まだ施設を知らない人に認知してもらいたいし、来館の機会も与えたい…
などなど、クライアント様はやりたいことがたくさんあります。
施設をより良い場所にしたいという想いがあるが故に、どの部分に一番比重を置くべきなのか悩まれている担当の方もよく見られます。
そのような時にまずお客様の“今本当にやるべきことを整理”してあげることが私の役割だと思っています。

お話や状況から、プライオリティが高いものを取捨選択し、期間、予算などを含め総合的に考えて今施設が解決しなければいけない課題は何かをまとめること。
また、その課題に対しての目的を浮き彫りにし、根本的な部分から解決策を考えることが私の役目だと考えています。
クライアント様の目的を実現すべく試行錯誤する中でも、
原点である「課題の目的は何か」からブレることなく、最適な施策を提案し実行する、
私はそのようなディレクションを心がけています。
ディレクターからひとこと

コロナにより人々のライフスタイルや働き方が以前と大きく変わりました。
会社ではテレワークが導入され、打合せはオンラインが増え、プライベートでは実家に帰省しにくくなり、外で友人と集まることが少なくなったり…と私自身その変化をひしひしと実感しています。
この社会全体の転換期に合わせて私たちは以前からあった考え方に固執せずに大局的な視点を持ち、世の中の変化を踏まえた提案をさせていただきます。