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コラム

2024.09.19

ガチャガチャをプロモーションに活用しよう!アイテムや注意点を解説

販促

企業が販促を行う方法はさまざまですが、ガチャガチャ(トイカプセル)は子どもから大人まで注目を集められるアイテムのためプロモーション効果が期待できます。しかし、ガチャガチャをこれまで販促に活用してこなかった企業の場合は「どのように販促物として役立つのだろう」と疑問に感じることもあるでしょう。

当記事では企業がガチャガチャを販促に活用するメリットや、注意点を紹介します。おすすめのアイテムも解説するため、自社の販促手法にお悩みの場合はぜひご覧ください。

企業の宣伝広告にガチャガチャが適している理由

ガチャガチャは企業が自社や商品を宣伝する際に適しています。ここでは、ガチャガチャが販促で効果的といわれる3つの理由を時代背景と絡めて解説します。

トイカプセルブームの到来

現在は「第5次カプセルブーム」といわれているほど、ガチャガチャの人気が高まっています。年齢を問わず多くの方の目に触れる機会が多いアイテムは販促に適しているといえるでしょう。

なお、「第5次」という表現からわかるように、これまでも定期的にトイカプセルブームは到来していました。ガチャガチャはブームを重ねるたびによりクオリティの高いアイテムが登場している点が特徴的です。

参考までに、第1次トイカプセルブーム1980年代、第2次は1995年頃、そして第3次は2000年代、第4次はインバウンド需要が高まった2018年頃といわれています。ブームになる時期に規則性はないものの、40年以上の間、繰り返しブームが訪れているといえるでしょう。

ガチャ活の広がり

第5次トイカプセルブームとあわせて現在は、いわゆる「Z世代」を中心にガチャ活ブームが広がっている点も販促に適している理由です。ガチャ活とは、ガチャガチャを回してシリーズで集め、SNSに投稿することが代表的です。アニメキャラクターや動物シリーズなど、さまざまなジャンルでコレクションすることで、人々の満足度を高めます。

なお、コレクションだけでなく、自分でアイテムをアレンジしてSNSにアップする人も見られます。ガチャガチャとSNSは親和性が高い組み合わせともいえるでしょう。

トイカプセル専門店の増加

ブームが過熱するに伴い、トイカプセル専門店の増加も見られます。近年は大型ショッピングモールにトイカプセル専門店が多く登場しているため「家族で買い物に訪れた際に見かけたことがある」という方も多いでしょう。

身近な施設で専門店が増加したことで、家族でガチャガチャを楽しめるようになっています。なお、専門店が登場した背景には、空きテナントの増加や無人で楽しめるサービスがコロナウィルスの流行以来、浸透したといったものが挙げられます。時代の変化が、ガチャガチャの認知度を高めるきっかけになっていることが、うかがえるでしょう。

ガチャガチャで扱うアイテムの選択肢

ガチャガチャはブームが到来していることから、販促物として効果が期待できるでしょう。しかし、一口にガチャガチャといってもさまざまなアイテムがあります。ここではガチャガチャで商品化できるアイテムを7つ紹介します。自社が狙うターゲットにあわせて選択しましょう。

缶バッチ

昔からあるガチャガチャのアイテムとして、缶バッチが挙げられます。缶バッチを企業で販促として利用する場合、ロゴや企業のマスコットキャラクターのイラストを入れる方法が有効です。また、缶バッチはコレクション性がある点も、ガチャガチャとの相性が良い理由の一つです。

ただし缶バッチは針があることから、子ども向けとしては適していない点に注意しましょう。子どもが誤って針を指に刺したり誤飲したりすると、大きなトラブルに発展する可能性があります。

マグネット

マグネットは家庭で利用してもらいやすいアイテムの一つです。たとえば、冷蔵庫にマグネットを取り付けておいて、メモ書きや子どもの学校のお知らせを挟む家庭が多く見られることから、実用性が高いといえるでしょう。

また、必ず目に触れるものをマグネットでとめるということから、自社のPRとして多くのシーンでターゲットの目に触れさせられる点もメリットとして挙げられます。

シールやマスキングテープ

子どもや女性をターゲットとして、シールやマスキングテープといったアイテムもおすすめです。たとえば、自社にオリジナルキャラクターがいる場合は、そのキャラクターでシールやマスキングテープを作る方法が良いでしょう。シールは消耗品であるものの、汎用性が高いことからガチャガチャで出た後に使ってもらいやすい点がメリットです。

ミニタオル

自社のイメージカラーやデザインでミニタオルを作る方法も選択肢の一つです。ミニタオルであれば、ターゲットに普段から身につけてもらえるため、販促品として高い効果が期待できます。ただし、ターゲットによってデザインを工夫しなければ使ってもらえない可能性もあるでしょう。たとえば、子どもがターゲットの場合に企業のPRを盛り込みすぎると可愛らしさがなくなり、購入につながらないことも考えられます。

キーホルダー

ガチャガチャで扱うアイテムの中でも昔からあり、かつ汎用性が高いアイテムにキーホルダーが挙げられます。キーホルダーであれば、自社のPRに使える面が多いというメリットがあります。また、デザイン性が高ければ身につけてもらう機会も増え、自社を認知してもらえる可能性も高まるでしょう。

ただし、ミニタオルと同様に、ターゲットにあわせてデザインを工夫する必要がある点に注意しましょう。

文房具

学生やビジネスパーソンをターゲットとする場合は、文房具でのアイテム製作もおすすめです。実用性が高く、身近で使ってもらいながら自社の認知度を高められるでしょう。具体的なアイテムとしては消しゴムやスタンプなどが挙げられます。

ガチャガチャで文房具を選定するのであれば、カプセルが小さいことからその中に収まる小さめのサイズ感のものや、組み立て式の文房具を選択する必要があるでしょう。製作するなら、すでに実績がある製作会社に相談して「このアイテムは実現可能か」を聞いてみるのも大切です。

フィギュア

人気のアニメとタイアップしたガチャガチャのフィギュアも選択肢として挙げられます。ガチャガチャでフィギュアを製作するなら、デフォルメされたものか組み立て式のものになるでしょう。

ガチャガチャでフィギュアを展開する場合の価格帯はさまざまで、300円程度の安価なものから2,000円を超えるハイクオリティのフィギュアまで見られます。なお、フィギュアにする対象は有名なアニメやキャラクターだけでなく、自社オリジナルデザインで作る方法もあります。

自社でガチャガチャプロモーションする際の注意点

ここでは自社でガチャガチャを販促物として扱う際に知りたい2つの注意点を紹介します。ガチャガチャはターゲットの属性を問わず活用できる販促物ですが、自社の特徴をうまく盛り込まなければ効果を見込めません。

自社の強みや特徴をアイテムに取り入れる

ガチャガチャをプロモーションとして利用する目的は「顧客の獲得」「認知度向上」など、企業としての成長です。そのため、アイテムには自社の強みや特徴を取り入れて販促効果を狙う必要があります。

たとえば、自社のカラーをアイテムに使用したり、オリジナルキャラクターがある場合は利用したりする方法が挙げられます。ターゲットがただアイテムをもらって嬉しいだけでなく、確実に販促として利用できているかを確認して製作に進みましょう。

ターゲットが求めるアイテムを選択する

自社のプロモーションとしての目的はもちろん、ターゲットが求めるアイテムやデザインにすることも大切です。どれだけ企業のアピールになっていたとしても、ターゲットが求めるアイテムやデザインになっていなければ、ガチャガチャを回してもらえません。

あまりにも広告色が強かったり、ターゲットに即していなかったりするデザインの場合は、敬遠される可能性が高まります。まずはターゲットがどのような属性か、そしてどのようなデザインを好んでいるかなどの把握が大切です。リサーチを実施してから製作を行いましょう。

ガチャガチャのアイテムを作る際の注意点

ここではガチャガチャのアイテム製作の段階で知りたい5つの注意点を紹介します。アイテム製作は専門業者に依頼することになりますが、予算や製作数に見通しを持ったうえで信頼できるところに任せましょう。

予算は適切か

第一に、自社の販促予算内でアイテム製作が収まるかを確認しましょう。ガチャガチャのクオリティによっては費用が高くなってしまう可能性もあるため、自社内で予算を設定したうえで製作会社に見積もりを取るのがおすすめです。

なお、予算を決める際は販促によってどれぐらいのコンバージョンが見込めるかもあわせて設定しましょう。あくまで企業活動を促進するための製作という意識が欠かせません。

ロット数は適切か

ガチャガチャのアイテムはノベルティや販促品の製作会社に依頼して作ることになりますが、ロット数を事前に確認しておきましょう。ロット数は100程度から依頼できるものや、500以上になるものなど会社によってさまざまです。アイテムを多く作りすぎると、在庫となってしまい、最終的にロスが発生することになるため適正発注が大切です。

納品までのスケジュールは適切か

もしもイベントに向けてガチャガチャアイテムを製作する場合は、見積もりとあわせてスケジュールも確認しましょう。特殊なデザインやアイテムを依頼する場合、製作会社によっては時間がかかる可能性もあります。イベントから逆算し、ゆとりを持った製作スケジュールを確保しましょう。

自社に適したアイテムを提案してもらえるか

ガチャガチャのアイテムは自社だけで考えるのではなく、専門家である製作会社に相談しながら決定するのがおすすめです。製作会社によって得意なアイテムのジャンルが異なるため、製作実績を確認して自社に適した会社を選定しましょう。求めるターゲットに適したアイテムを作ってもらえる会社を選択すると、ミスマッチが生じにくいでしょう。

サンプルを用意してもらえるか

アイテムの仕上がりが気になる場合は、サンプルを用意してもらえるかを製作会社に対して事前に確認しましょう。なお、製作にかかるサンプルは有料のところと無料のところがあるため、事前に問い合わせておくのがおすすめです。

ガチャガチャアイテムのロット数が多い場合は、本製作前にサンプルで確認しておいたほうが完成後にトラブルになる可能性を減らせるでしょう。とくに、フィギュアをはじめとしたディテールが細かなアイテムはサンプルが不可欠です。

ガチャガチャプロモーションが適したターゲット

ここではガチャガチャプロモーションがとくに適したターゲットを紹介します。トイカプセルブームの渦中にあるものの、子どもや女性向けの商品やサービスを扱う企業はより販促効果が見込めるでしょう。

子ども

ガチャガチャ専門店は商業施設に多くあることから、子ども向けのものを設置するのに適しています。子ども向け教材やアパレル、おもちゃなどを扱う企業が代表的です。

なお、自社のターゲットが子どもの場合は、子どもが使いやすいアイテムを選択する必要があります。そして、ガチャガチャアイテムを通じて子どもが喜んでくれることはもちろん、保護者が扱いやすいものにするとより効果が期待できるでしょう。

学生

文房具やキーホルダーなどは学生をターゲットとする場合に適しています。文房具はガチャガチャアイテムとして製作しやすいものの一つです。

学生の場合はSNSにアップする傾向があるため、アイテムは見栄えを意識する必要があるでしょう。ただし、学生の場合はあまりにも高い金額設定にしてしまうとガチャガチャを回してもらえない可能性があるため、価格設定に注意が必要です。

女性

近年のトイカプセルはクオリティが高いことから、大人の女性からも支持されている傾向が見られます。実際に、シリーズものをコンプリートしSNSにアップするユーザーも見られることから、アイテムのコレクション性に着目するのもおすすめです。

大人の女性の場合は、ある程度、ディテールにこだわったほうがガチャガチャを回してもらいやすい特徴があります。自宅に置いたり持ち歩いたりしたくなるデザインでの製作が好ましいでしょう。

デザインにこだわる場合は自社のプロモーション要素の取り入れ方にコツが必要になるため、製作会社と相談しながらの進行が適しています。

ガチャガチャをプロモーションに活用して企業を宣伝しよう

ガチャガチャはかつて「子どものおもちゃ」という印象が強いものでした。しかし、近年は大人の女性からも支持されるほど、クオリティが高く「集めたい」と思えるアイテムが増加しています。そのため、販促物としてガチャガチャアイテムを作るなら、ターゲットのニーズを丁寧に調べたうえで、クオリティを気にしながら製作することが大切です。

しかし、クオリティを重視するとコスト面がどうしてもかさんでしまいます。そのため、自社で予算を定めたうえで、製作実績がある企業に相談してみましょう。

また、株式会社千修でもガチャガチャのプロモーションが可能です。お客様のニーズに合わせた高品質な企画・製作をサポートいたします。コスト面でもご満足いただける最適なプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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