2021.11.19
AIって?デジタル?SENSHUの戦略デザインラボとは!?
ストラテジー/コンサルティング
Lab Director:髙田 優貴
私が所属する“戦略デザインラボ”では、AI技術を活用した人手不足改善に向けた取り組みや、
ECサイトを軸としたD2C事業などを行っています。
今回は「AIって正直よくわからない!」というような、これからAIに触れていきたい方々へ向けた入口の部分のお話です。
AIとの遭遇
AI(Artificial Intelligence)と聞くと「よくわからないけど凄そう!」という印象もあるかと思いますが、すでに私たちの身近にはAIが溢れています。例えばお掃除ロボット、Siri、スマホのカメラ、Google翻訳、YouTube、ECサイトなどなど…。
日常の何気ない仕事風景の中にもAI技術が使われたアイテムが潜んでいます。
それらに共通して言えるのは、AI技術がメインではなく、あくまでもAIは付加価値になっているということです。
つまり私たちは、AIがもたらす付加的な効果について考える必要があります。
AI:POSSIBLE
ではAIはどのような効果をもたらすのか。AIを使う主な利点としては、業務効率の改善によるコスト削減や生産性アップなどがあげられます。
例えば、AI技術を用いた校閲システムで、雑誌やカタログの紙面データの校閲を行うとします。そうすると、今までのアナログな人力の校閲作業に割いていた時間と手間を削減することができます。さらには、オンライン上にデータを蓄積し、AIに分析させ続けることで、認識精度の向上も図ることができます。また、蓄積したデータは分析することで、マーケティング活動に役立てることもできます。
結果的に、削減された分の時間と手間、その業務で発生していた費用を別の目的に利用して新しい取り組みもできるようになります。
AIと人間のあいだ
ここまでAIの効果のお話をしてきましたが、注意しなければならないのはあなたにとって、もしくはあなたの仕事にとって、AIが本当に必要なのかを見極めることです。
AIの導入の目的の多くは「人間がやっている仕事を機械が自動化すること」ですが、例えば業務コスト削減を目的にAIで自動化をした時に、もしそのAIの認識精度がいまひとつで、結局人間が人力でもう一度チェックする必要があるならば、当初の目的であった業務コスト削減には寄与しない可能性もあります。
AIの導入によって本当の意味で効率化できることがどれくらいあり、結果的に人間の負担をどれだけ減らせるのか。それを明確にしたうえで、どんなサービスを導入するのかが重要になってきます。
ロード・オブ・ザ・AI
前述のとおり、あくまでもAIは課題解決の手法の一つに過ぎないのですが、逆に言えばAIを使えば事足りてしまうことを考える、新たな視点が増えたということになります。
私が所属する“戦略デザインラボ”では、この新たな視点を大切にしながら仕事に取り組んでいます。
例えば、販売する商品に対して説明責任が生じる企業様に対しては、音声解析AIを活用した販売員の営業力の高位標準化と、研修効果の可視化を図るデジタルプラットフォームの構築をご提案しています。
上記のケースの場合、販売員を育てるための合同合宿や、第三者を交えてのロールプレイングといった、時間と手間のかかる研修業務に対し、音声解析AIを活用し、時間や場所にとらわれずにいつでも勉強することできて、研修の進捗や理解度が視える化され、販売員全体の質の向上を図るといった取り組みをしています。
販売員全体の質が向上することで、クレーム数は減少し、コールセンターへの入電数も減少。結果的に、上記のような業務にかかっていた人件費の削減を実現する。
このようなことを目的としています。そして、削減した費用や時間によって生まれた隙間を新たなビジネスチャンスと捉え、新たなプランニングをしていきます。
ディレクターからひとこと
今の世の中にはAIやSNSなどの様々なツールが溢れかえっていますが、どんなものでも大切なのは使い方だと思います。
今後も販促領域における強みを披露する場を求め、業務に取り組んでまいります!