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コラム

2022.01.28

ブレない物語を紡ぐ

ストラテジー/コンサルティング

私たち戦略デザイン本部は、フィジカル/デジタルの垣根を超え、
最適なコミュニケーションを提案する企画部門です。
お客様の製品、サービスの性質に応じてその都度最適なご提案ができるよう日々邁進しております。

DXという変革の波

DXという言葉を耳にするようになってから久しく、昨今のビジネスにおいて中核を担うキーワードと言っても過言ではないと思います。

ご存じの方も多いかと思いますが、日本では2021年5月にデジタル社会形成基本法、デジタル庁設置法などのデジタル改革関連6法が成立し、2021年9月からはデジタル庁が発足するなど、行政のDX推進に向けた大きな変革の波が訪れています。

フィジカルとデジタルの間で

私がこれまでの経歴で関わってきた多くの媒体は印刷物などフィジカルの領域がメインでした。

一方でデジタル領域の案件もないわけではなく、フィジカル畑出身の私はその狭間で悩むようになりました。

両者ともにメリット・デメリットがあることを痛感しつつ、どうすれば両者の良さを最大限引き出せるのかを考えるようになり、「Society 5.0」や「DX」という言葉に関連する情報を追いかけるようになりました。

DX=ユーザー中心

「DXとは何なのか?」と問われた際に、その回答は立場によって異なり、定義し難いと思います。

ユーザー中心やユーザー目線というのは、近年様々な分野で謳われていることですが、そのビジョンを実現するためには何が重要になってくるのでしょうか?

また私たちの日常業務においてそれを実現する鍵はどこにあるのでしょうか?

ブレない物語をつくる

私はその鍵は徹底した論理性・一貫性にあるのではないかと思っています。

思うだけで実行することはなかなか難しいのですが、お客様の製品・サービスを語る言葉やデザインが揺らいでしまうと、サービスそれ自体の見え方、ひいてはその先のユーザーのカスタマージャーニーは悪いものになるからです。

徹底した論理性・一貫性に支えられることで、ユーザーがブレない物語に誘導され、サービスや製品はよりいっそう理解しやすくなるのだと思います。  

往来をコントロールする

DXと一口にいうと視点が大きく、何から始めればいいのか困惑してしまいそうですが、まずは論理性・一貫性を徹底すること、

そしてそこに関わる言語やデザインに統一性を持たせることはDXの第一歩として、日々の業務で活かせると思っています。

デジタル化の推進は勿論のこと、最適なゴールへ向けフィジカルとデジタルの間の往来を自在にコントロールすること。 

その実現の先にこそバズワードや流行語に終始しないDXの確かな輪郭があるのだと思います。

ディレクターからひとこと

言語が持つ力を強く信じています。

論理が破綻していると思いきや繋がっていたり、繋がっていないようで実は一貫していたり。

無限の可能性があるからこそ、その選択に意識的でありたいと思っています。

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