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コラム

2024.06.28

イベントチラシとは?テンプレートは使うべき?効果的なデザインの作り方を解説

PRイベント

イベントに参加してもらうために配布するイベントチラシを、デザインに関する専門知識がなくとも自分で作成できるツールやサービスが増えてきています。しかし、効果的なイベントチラシを作成するためには、おしゃれなだけではなく情報が伝わりやすいレイアウトにすることが大切です。

本記事では、イベントチラシの種類や利用シーンを紹介するとともに、作成方法やおすすめのツールを紹介します。イベントチラシを作成して集客を図りたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

イベントチラシとは

イベントチラシとは、新商品のお知らせやキャンペーンの開催など、消費者に特定の情報をアピールする目的で配布される用紙を指します。チラシの歴史は、江戸時代から続いており「撒き散らす」という言葉が由来です。

チラシを作るときは、消費者の印象に残る訴求力あるキャッチコピーや、思わず目を通したくなる魅力的なデザインが求められます。デザインの作成には、専門的な知識が必要なイメージを持たれがちですが、実はテンプレートや初心者用ツールを使っておしゃれなデザインを作ることも可能です。

イベントチラシの種類

イベントチラシには主に「チラシ・フライヤー・リーフレット」の3つの種類があります。

種類特徴用途
チラシ・宣伝広告に利用される紙媒体・A4もしくはB5サイズの薄紙を用いる・紙の種類によってコストが変わる・新聞への折り・込みやポスティング・ビラ配りで配布する・不特定多数をターゲットとした「プッシュ型広告」に分類
フライヤー・チラシと似た用紙一面に情報を記載するタイプの紙の広告媒体・A6やポストカードサイズが主流・サイズが小さい分チラシほど情報を詰め込めないのがデメリット・チラシは新聞屋の折り込みをするが、フライヤーは店頭に設置して持って帰ってもらう・「プル型広告」に分類される
リーフレット・1枚の用紙を3つ折りや蛇腹折りにして各面に情報を記載するタイプ・コンパクトに仕上げながら表面や裏面も使え、情報量の記載が多くできる・手に取って開いてもらう必要がある・ポスティングはもちろん設置型広告としても利用できる

イベントチラシは、それぞれの種類によって特徴も異なるため、自社の目的やターゲットによって適切な媒体を選択するのがおすすめです。

イベントチラシが必要なシーン

イベントや店舗情報などが掲載されたイベントチラシは、集客や認知度向上のために利用されます。

イベントチラシが用いられる主なシーンは、以下の通りです。

・セール特売
・セミナー
・パンフレット
・会社案内、店舗紹介
・キャンペーン
・オープン
・お知らせ
・ニュースレター

それぞれのシーンによって、必要なレイアウトや盛り込む必要のある情報が異なります。文字やイラストだけではなく、写真を使うかどうかも用途によって異なるため、利用するシーンとジャンルによって最適なデザインを選択できるようにしましょう。

イベントチラシはどうやって作る?

ここでは、イベントチラシをどのように作成するかを紹介します。イベントや店舗、サービスを宣伝するためにイベントチラシを作成したいと考えていても、実際にどのような作成方法があるのか分からない方も多いでしょう。

イベントチラシは主に、テンプレートやデザインツールを使用して自作したり、デザイナーを外注して作成したりする方法などがあります。イベントチラシのクオリティやコストと相談して、最適な方法を選択しましょう。

テンプレートを使う

インターネット上でダウンロードできるツールを用いたデザインテンプレートを用いれば、専門的なデザインの知識がなくても、ドラッグアンドドロップや簡単な機能により、手軽かつ短時間にチラシを作成できます。最近のツールやテンプレートであれば、デザインに関する知識がない初心者でも簡単に作れるものが多いため、小規模なイベントや個人経営のお店のイベントにも重宝します。

ツールによって数百種類のテンプレートがあるため、好きなデザインを選んでカスタマイズすればオリジナルのものを作ることも可能です。基本的な機能は無料のツールが多いため、気軽にイベントチラシ作成に挑戦できます。

デザインツールを使って自作する

デザインに知識がある場合は、普段使用しているデザインツールを使ってレイアウトも可能です。ただし、デザインの知識やツールの熟練度が制作物のクオリティに直結するため、初心者向けではなく、ある程度デザインに精通した人向きといえます。

デザインスキルが求められる分、デザインの自由度は高く、思いついた販促方法にフィットしたデザインを創作できるメリットがあります。また、外部のデザイナーに依頼するよりも制作費用が安く済むため、コストパフォーマンスがよい方法ともいえます。一定のクオリティを維持したいが、販促に予算をかけられないという方におすすめです。

デザイナーに外注する

全国的なイベントや配布数が多い大規模なイベントを実施する場合は、デザイン会社に依頼して作成してもらったほうが失敗も少なく安心できます。プロのデザイナーが作成してくれるため、クオリティが確保できるのはもちろん、印刷もあわせて請け負ってもらえるところも多くあるため、一括でチラシ作業を完結させられる点がメリットです。

デザインにおいては、外注先に丸投げするのではなく、相手と相談や打ち合わせをしながらデザインのプロトタイプを作ってもらい、お互いに納得できるものを作っていくとよいでしょう。

イベントチラシのデザインに盛り込む要素

ここでは、イベントチラシのデザインとしてどのような要素を盛り込めばよいかを紹介します。情報量が多すぎると、受け取った人が最後まで読みきらなかったり、伝えたい情報が伝わりきらなかったりするため、優先順位を決めて盛り込むことが大切です。

イベント参加の特典やメリット

チラシを受け取った方に足を運んでもらうには、イベントに参加する側のメリットを伝えなければなりません。また、参加特典があることで、その特典目当てでイベントに参加してくれる可能性があります。

催し物にどんな魅力があるのか・どんなものが売られているのか、参加特典は何かなど、参加者の立場になって思いつくメリットを考えてみましょう。メリットや特典は分かりやすく、かつ具体的に明記するのがおすすめです。

メリットの記載は、イベント参加の動機付けにもなるため「参加することでお得」と消費者に感じてもらえるとイベント参加の確率が上がるでしょう。例えば、飲食店のイベントにて後日店舗で使える割引クーポンを配布すれば、イベント終了後の来店も期待でき、クーポン目当てのイベント参加も見込めます。

必須情報

イベントチラシに必ず記載したほうがよい主な情報は、以下の通りです。

開催日大きく分かりやすく配置することで、見逃されるリスクを軽減する
開催地実際に訪れやすいよう地図を載せておくと分かりやすい
参加条件ターゲットを絞るためにも載せておくとよい
連絡先イベントチラシの内容において疑問が生じたときにすぐ解決できるよう載せておくとよい。
イベント概要ユーザーに興味を持ってもらえるよう分かりやすく簡潔に記載する
申し込み方法興味を持ったユーザーが実際に参加を検討するために必要な情報
費用税込み都税抜きのどちらであるかも記載する

イベントの種類やデザインレイアウトに応じて、各情報の配置を考えることが大切です。作成したチラシは情報に漏れや不適切な表現がないか、複数人数で校正しましょう。

効果的なイベントチラシを作るためのポイント

ここでは、効果的なイベントチラシを作成するためのポイントを5つ紹介します。イベントチラシで集客を図るなら、必要な情報が記載されていることはもちろん、印象に残りやすいデザインで作成することも大切です。

レイアウトは型を用いる

チラシのレイアウトは、型を用いて情報を見やすくしましょう。チラシレイアウトの基本は3ブロックです。情報を3つのブロック構造に分けることで読み手にとって分かりやすいレイアウトにできます。読み手は、横書きの場合は上から「Z」の文字のような流れで読み、縦書きは右から「N」を字の順で読むといわれています。

デザインレイアウトにおいても読み手の視線の流れに配慮したレイアウトにしておきましょう。基本的にブロック1には「タイトル・キャッチコピー」ブロック2には「悩みの共感・理由付け・メインの画像」ブロック3には「証拠・行動を促す情報」を記載するのが定番です。

ターゲットを明確化する

イベントチラシを作成するうえでは、参加者のターゲット層を事前に明確化しておくことが大切です。5W1Hの「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の部分を考えながらターゲットを明確化していきましょう。ターゲットを明確化することで、チラシに載せるべき情報やデザインの方向性が決まるため、チラシの方向性に迷った場合は、ターゲットに立ち返ってみるのもよいといえます。

クリエイティブ性より分かりやすさを重視する

チラシを作るうえでは、デザインのオリジナリティより、型にはまった分かりやすさを重視することが大切です。伝えたい情報を見逃されないよう、情報は詰め込みすぎないように注意しましょう。情報は必要なものだけを整理して使うようにするのがおすすめです。

チラシ1面に盛り込める情報には限りがあるため、詰め込みすぎても見づらくなってしまいます。ターゲットに沿って伝えたいポイントを整理したうえで、適切な情報の配置を行います。そのうえでデザインにこだわりましょう。

色を使いすぎない

印象に残るイベントチラシを作成しようとして色に頼りすぎると、分かりづらいデザインになり、読者に読みづらい印象を与えてしまいます。多色を使うには、デザインセンスやスキルが求められるため、使いすぎるとかえって安っぽく見えてしまう可能性があるでしょう。

できるだけ3〜5色に抑えるのがベストです。一番伝えたい部分には強調する色を使い、それ以外の部分は補完する色を使うなど、使い分けも重要です。

内容がひと目でわかるキャッチコピーを作る

チラシの中には、大々的に伝えたいキャッチコピーを盛り込みましょう。キャッチコピーは「これは何のチラシなのか」を読者が一瞬で判断できるよう、シンプルかつ短文でまとめるのが基本です。

例えば、サッカー教室を開く場合は「サッカー教室体験会」の短文で、一番見えやすい位レイアウトの位置に配置しましょう。キャッチコピーは、読み手が最初に読む項目のため、ニーズに対してダイレクトに呼びかけられるものが好ましいといえます。

手軽におしゃれなチラシを作れるツール3選

ここでは、デザインの専門家やプロではなくても手軽におしゃれなチラシが作成できるツールを3つ紹介します。最近のツールには、テンプレートがいくつも用意されていたり、直感的に操作できたりするものも多いため、デザインに関する知識がなくても、おしゃれなチラシが作成できます。

デザインAC

デザインACは、スマートフォンとPCの両方に対応した無料のチラシ作成ツールです。バレンタイン・母の日・クリスマスなどシーンにあわせたテンプレートが用意されており、情報を用意するだけで簡単にチラシを作成できます。

日本人のデザイナーが作成したものや海外のおしゃれなデザインなど、テンプレートのバリエーションが豊富な特徴があります。好みにあわせて即座にチラシを作れる点もメリットの一つです。フォントのバリエーションも豊富で、カスタマイズできる余地も多いです。フリー素材画像も多いため、高画質な写真が用意できない方でも安心して利用できるでしょう。

Canva

Canvaは、ロゴ作成やWebデザインなど、幅広い用途に使えるデザイン作成ツールです。無料プランが存在し、豊富なデザインテンプレートやアイテムを使ってオリジナルのチラシを作成できます。有料版では、使えるテンプレートの数も幅が広がるため、カスタマイズしやすいのが特徴です。こだわらないなら無料プランでも性能は十分といえるでしょう。

Canvaはテンプレートではなく、自作でチラシを作りたいときにもおすすめです。微妙な配置の調整もできるため、オリジナリティの高いチラシを作成できます。

Picky-Pics

ドラッグ&ドロップの直感的操作でデザインを手軽に作れるWebサービスです。必要な素材とテキスト情報を配置するだけで作れるため、PC操作に不慣れな方でも利用しやすいツールといえます。

チラシだけでなく、名刺やはがき用のレイアウトもテンプレートが用意されているため、低コストでさまざまな用途に活用できます。作成自体は無料ですが、素材には無料のものと有料のものがある点に注意しましょう。素材の雰囲気がCanvaと異なるため、素材の好みでどちらを使用するか判断してもよいでしょう。

効果的なイベントチラシを作成するなら情報を厳選する

イベントチラシは、商品やサービスのお知らせやイベント開催時に、消費者に向けて情報を提供するためのチラシです。消費者の印象に残り、効果的な集客を狙うためには、必要な情報を盛り込むことと、情報が伝わりやすいデザイン性が重要です。現在、デザインに関する専門的な知識やスキルがなくても、おしゃれなイベントチラシを作成できるツールが多く登場しています。無料で利用できるツールもあるため、イベントチラシを作成する際は活用してみましょう。

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