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コラム

2022.10.07

NFTはマーケティングに使えるか?

プロダクト

Lab Director:虎見 康豊

ご覧いただきありがとうございます!千修の“NFTおじさん”こと虎見です。
この記事をご覧になっている方は、「NFTになんとなく興味はあるんだけど具体的にはよくわからない」という方が多いのではないでしょうか?
NFTはブロックチェーンを基盤とした技術なのでちゃんと理解しようと思うとかなり複雑です。
この記事ではできるだけ技術的な話はせずに、「どんな使い方ができるか」についてお話ししていきたいと思います。

そもそもNFTってどんなもの?

NFTにはいろんな機能がありますが、一般的に知っておきたいポイントは大きく2つ。

  • 唯一性の証明ができる
  • 二次流通からも収益を得られる

①はNFTの一番のポイントで、デジタルデータに対して、発行者・所有者の記録を改ざん不可能な証明として付与できるというもの。

デジタルデータは簡単にコピーできることから今までは価値が軽視されていましたが、NFTによって唯一性が証明されデジタルデータにも価値を持たせられるようになったのが革新的な点です。

これはみなさんなんとなくイメージできていると思います。

②は例えば、メルカリなどで中古品を売る際これまでは販売元の会社には一切収益が入りませんでしたが、NFTがついたデジタルデータだと二次流通以降でもマージンが自動的に入るようにできます

長く愛されるコンテンツを作ることで、永続的に収益を上げられるというのは画期的なことです。

こういった特徴の取り上げ方をすると、「普通に売ってさらに二次流通からも売上を作るってこと?」と思われるかもしれませんが、今回は「NFTで儲ける」のとは違う側面から考えてみたいと思います。

「NFTの価値」はなんなのか?

NFTに関連する記事として「世界で最初のtwitterの投稿が3億円で売れた」とか「有名なアーティストのデータが75億で売れた」というのを聞いたことがある人は多いと思います。 

「NFTの価値」というと、少し前までは「一点もの」という希少性が評価され、投機的な目で見られる場合が多くて、要は「今買っておいたら後で価値が上がって儲かるかも」という観点で捉えられていたように思います

2021年が「NFT元年」と呼ばれた背景にそういった思惑が多かったのは間違いないところですが、私はNFTのあり方は今後大きく変わると思っています。

それは、希少性や市場のニーズによって変わる「NFTが付与された物自体の価値」ではなく、「NFTを保有することで提供される価値」で評価されることが増えるということです。

マーケティング目線で NFTを捉える

実は先ほど挙げたポイントのほかにも、NFTにはCooki e を使ったリタゲのように特定のNFT保有者にだけ情報を送れる、という機能があります。 

これを起点にカスタマーの囲い込みをするという文脈になると、マーケティングにおいても活かせる場面が広がってきます。

例えばイベント参加者に対してNFTを配布したとします。その人達は一般の人よりもイベントへ再び参加する可能性が高いセグメントです。

NFTを使うと、後日その保有者に対して次のイベントや限定アイテムの案内を送るといったことができ、リタゲ同様にCV 率の向上が期待できます。

さらにそのイベントをシークレットイベントや限定サイトへの案内にして、「NFT所有者のみが参加・閲覧できる」となると、保有することで提供される価値になり、「カスタマーの囲い込み」につなげることもできるというわけです。

NFT活用のハードル

ブロックチェーンを基盤とした技術であるNFTは、メールに添付したり、サイトからダウンロードするという方法では受け渡しができず、受け取りのためには暗号資産専用の電子財布(ウォレット*)が必要になります。

NFTのマーケティング活用にはここに1つハードルがあります。

でも当然それを解消する方法もご用意してますのでご安心を!

その一つがスマホにタッチして渡すですッ!!

なんか急にアナログな感じになりましたが、NFCリーダーがついているスマホ(iPhoneではiPhone7以降標準搭載)なら、タッチするだけでウォレットの開設なしでも受け渡しができる画期的な技術です。

(ちなみに、画像ではNFT付きの名刺データを受け渡ししてます。)

これにより、よりライトなユーザーに対しても簡単にNFTの配布ができますので、「まずは一度NFT使って何かやってみたい」という方でも、実施ハードルはかなり下がるでしょう。

*iPhoneに標準搭載されてるものやGoogleウォレットとは別物

ディレクターからひとこと

マーケティングの目線で見たときにNFTの活用法として注目すべき点は、「リタゲに代わる手法である」ことと、「カスタマーの囲い込み」の2点だと思っています。

「NFTが付与されたものをどう扱うか」よりも、「所持することで提供される価値をどう形成するか」によって、ユーザーのファン化や顧客のLTV向上につなげる。

今後NFTはこうした側面から価値を見出されるようになるのではないかと考えています。

NFTを活用した施策は弊社含めどこもまだまだ試行錯誤の段階ですが、新しい手法でのマーケディング活用を一緒に作り上げて行けたらと思っています。

「NFTで何かやってみたいな」と心の中で思ったならッ!ぜひ千修へお問い合わせください。