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コラム

2024.08.14

動画の活用シーンと、動画広告で押さえておきたい意外なポイント

クリエイティブ

スマートフォンや通信環境の進化と共に、私たちの周りには動画があふれています。コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションが加速したことも大きいですが、動画は主にオンライン上で情報を届けるための手法として定着してきました。
一方で、オフラインでもデジタルメディアが増え、様々なタッチポイントで非常に多くの動画広告も使われています。そんな中で、マーケティング担当者は「どんな人に、どのタッチポイントで、どんな目的で、どんなクリエイティブの動画を届けるか」を、今まで以上に考える必要があるという状況になっています。

 今回はそんな動画広告で押さえておきたい点や、クリエイティブ制作のポイントについてご紹介します。

動画が活用されるタッチポイント

 動画は私たちの生活の中で実に多くの場所で使われています。
オンライン/オフラインで分けるとこちらのようになりますが、人によってはビジネスの中でさらに別のタッチポイントがあるかもしれません。

<オンライン>
・Webサイト(ポータルサイト、サービスサイト、ECサイト、採用サイト、ブランドサイトなど)
・SNS(LINE、YouTube、X、Instagram、Facebook、TikTokなど)
・動画配信サービス(TVer、Netflixなど)
・メール
<オフライン>
・交通広告(電車広告、駅広告、タクシー広告、バス広告など)
・屋外広告
・店頭、イベント会場
・テレビ、CTV

こうしたさまざまなタッチポイントの中で、いろいろな動画広告が流れているのはみなさんも日々目にしていることでしょう。
日本の広告費においてインターネット広告費が4マス媒体を抜いたのは2021年のことですが、その中でも動画広告は前年比115%(電通「2023年 日本の広告費」より)と一番の伸び率です。

電通「2023年 日本の広告費」より


ここ最近では縦型ショート動画の人気もあって動画広告の市場はどんどん広がっており、今後も動画広告の割合は一層増えて行くと考えられています。

広告における動画の強み

動画広告がなぜ伸びているのか?それには4つのポイントが考えられます。

静止画 VS 動画 どっちの広告がいいの?

では、広告は動画に寄せて行った方がよいのでしょうか?
先程は広告における動画の強みをお伝えしましたが、一方で静止画の広告にもメリットはあります。

①ポイントが伝わりやすい
動画と比較すると訴求できる情報量が限られている反面、一番伝えたいことに絞った訴求になり情報が伝わりやすいです。動画だと伝えたい情報が流れる前に離脱される可能性もありますが、静止画であれば一目で伝えられるのは大きいでしょう。
②制作コストが安い
どんなクリエイティブを作るかにもよりますが、一般的に動画よりも静止画の広告の方が低コストで作れます。バリエーションを作ってABテストを行う際も、静止画で実施されることが多いです。

このように、動画と静止画にはそれぞれにメリット・デメリットがあり、広告で訴求したい内容に応じて強みも変わってきます。

また、Yahoo! JAPANの調査では、同条件で配信した静止画広告と動画広告とで、クリックしたユーザーの重複率は約4%だったという意外な結果も出ています。

つまり、それぞれ広告を見てアクションを起こすユーザーは異なり、どちらか一方に寄せてしまうと取りこぼしが起きてしまうということです。
動画か静止画かということではなく、両方活用して広告展開をすることでより多くの反響を獲得できるようになるため、それぞれの強みをや配信面を踏まえてクリエイティブの使い分けをすることが理想的だと言えます。

動画広告をやってみたい場合は

私たちの暮らしの中で動画広告に触れるシーンはどんどん広がって来ています。しかし「動画広告をやってみたい」と思っても、コストの関係でなかなか踏み出せないという方もいるかもしれません。
そんなご要望に応えるべく、弊社では動画広告制作を支援するサービス「Two Match」をご用意しております。
配信データから研究したテンプレートに基づき、様々な配信面に合わせて成果の期待できる動画広告素材を効率的に制作するサービスとなっておりますので、「今まで静止画の広告しかやったことがなかった」「動画広告でABテストを回したい」という方はぜひお問い合わせください。

まとめ

私たちの生活の中で、動画コンテンツに触れるシーンはどんどん増えています。
広告においても動画のニーズは今後も拡大すると見込まれていますが、一方で静止画と動画はそれぞれ強みが異なり、ユーザーの重複率も約4%しかないため、訴求内容や配信面に応じて使い分けが必要です。
動画広告の制作については、以前に比べるとコストを抑えて作れるようになってきています。なかなか実施できなかったという場合でも、まずはご相談いただければと思います。