SDD Strategic Design DepartmentSDD Strategic Design Department

下谷  大祐 Daisuke Shitaya

Our Members超・チャレンジングで超・クラシックな
【戦略デザインラボ】の仕事
経験よりも開拓できる人を

戦略デザイン本部
プロデューサー下谷 大祐Daisuke Shitaya

People

1931年創業の千修のなかで、マーケティング・ブランディングなどもっとも新しい取り組みを担っているのがSDD【戦略デザイン本部】です。
なかでも新規クライアントや新規領域などの開拓を担当するのが2020年に開設したばかりのSDL【戦略デザインラボ】。DX、D2C、AI活用などの先端技術を扱いながら複合的なマーケティングをデザインする現場をインタビューしました。

下谷 大祐

趣味:アメリカンフットボール(やる、見る、遊ぶ)
広告代理店でテレビ局担当6年半、営業3年を経て入社。営業時代にAEを担当した企業の広告宣伝知識をもとに、
プランニング→アウトプット→CRMまでを一気通貫で組み立て、効果的なプロモーションを考案する。

1931年創業の広告会社に生まれた『ラボ』

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新規開拓チーム【戦略デザインラボ】の仕事内容は。

新規開拓チーム【戦略デザインラボ】の仕事内容は。

その名の通りで「開拓」です。私は2023年に前職の広告代理店からこのSDL【戦略デザインラボ】通称「ラボ」にジョインしました。千修という会社の中のラボのミッションは、いままでお付き合いのなかったクライアント、また既存クライアントの新規部署へのアプローチに広げていくということです。とは言っても、新しく取引をスタートすることはどの業界でもすごく難しい。
そこでまず動画広告・広告運用・インフルエンサーさんのキャスティングなどをメニューとして多数開発して、とにかくスピード高く・リーズナブルに提供していく。こうしたツールで新規のコンタクトをとっていきます。

いわゆるドアノックツールということですね。

そうです。もちろんスポットでもお役に立てるのですが、SDLの最大の強みはデジタルとフィジカルを融合した総合的・変則的なマーケティングの企画提案力です。
たとえばシンプルな動画広告のオーダーでも、クライアントには意図があり戦略があるわけです。ひとつのオーダーを受けるということは、その大きな戦略の一部に関わることができる可能性がある。そこでクライアントを理解しながら「こういう手もありますよ」「こちらのアプローチのほうが効果が上がるのでは」と話していくことで、一件の動画広告から本格的な動画撮影になったり、その動画を格納するウェブサイトに拡張したり、イベントや商品開発に発展したりする。SDLではブランドのAE(アカウントエグゼクティブ)を担当できるほどの知見と実績がありますから。
そのために「顧客は本当は何をやりたいのか?」という議論に入っていく最初のサービス提供をまずやっているということです。

【戦略デザインラボ】はどのようなメンバーで構成されていますか。

本当に個性豊かです。例えば……虎見さんという40代のメンバー。EC支援、CRM・VMD・店頭販促物・チラシ・Webサイト・動画制作まで一通り経験している歴戦のマーケターで、仕事中はいつも怖い顔で考え事をしている人なんですけど、プライベートでは日本文化を教える講師を務めるほどのスペシャリストなんです。好きなことをずっと突き詰めてるんでしょうね。虎見さんの和楽器公演を見に行ったら驚きました。僕より痩せてるのに和太鼓とかすごい叩くんですよ(笑)。
他にもデザイナーから転身したプロモーションプランナーや、飲食業界のマーケティングからジョインしたディレクターなど、さまざまな経歴のメンバーが集まっています。

【戦略デザインラボ】はどのようなメンバーで構成されていますか。

『新しいからこそ、会いに行く』ラボメンバーの一日

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仕事内容も変則的ですか。

仕事内容も変則的ですか。

そうですね。ルーティーンのようなものは何もない(笑)。だからこそ「すぐに打てる手があればその時に動こう」というマインドが徹底されています。
僕は外出やミーティングがなければ出社は9時半ごろ。子供を保育園に送ってから出社します。競合コンペなど、突発的な業務がなければ遅くとも19時にはオフィスを出るようにしていますが、毎日決められたルーティンはありません。とにかく新しいことを探すためにもオフィスを出た後の時間も大切にしています。新しい話を聞くために会食に出ていることが多いですかね。ラボのメンバーもひたすらやるべきことを自分で考え、議論し、手を動かしている。各自で最も業務効率が上がる勤務体系を自ら考え、その中で出社しているメンバーが多いです。
ただ、ある意味特殊かもしれないのは、テレワークは非常に少ないですね。お子さんのお世話などでの在宅勤務はもちろん認めておりますし、出社しない方が業務効率が上がるのであればテレワークを推奨しています。でも広告やITから新しく入ってこられた方はちょっと驚くんじゃないかな。ラボの外はスーツで働いている社員が多いし、他部署との会議に出席すると定刻10分前には全員集まってすでに議論を始めていますから。歴史ある会社ということもあり、社風はとても真面目だと思います。

いまでは「テレワーク自由」や「フルリモート」を採用の売りのひとつにしている会社もあります。出社してメンバーが顔を合わせて働く意味はどのように捉えていますか。

いや……僕も個人的には社内コミュニケーションは出社でも在宅でも問題ないと思う(笑)。ただ社外向けのコミュニケーションは実際に「会う」ことが大事だと実感しています。相手のご都合が許すなら、直接会いに行ったほうがいいと。

取引が長いクライアントが多いからでしょうか。

確かに千修には数十年ご一緒しているいいクライアントやパートナーさんがいますから、その関係性からコミュニケーションも丁寧で伝統化している場合があります。別の部署では担当者同士がすごく仲良くさせていただいていて、誕生日のプレゼントやお歳暮もちゃんと送りますからね。僕はこうした千修の姿勢をリスペクトしているし、今のような時代だからこそ大事に残すべきだと考えています。
でも、この「新規開拓」を行うラボがクライアントに直接ご提案させていただくことにはまた別の価値があるんです。
ラボはお客様にとって「未知の提案」をするケースがあるからです。先端的な手法を揃えているからこそ、クライアントの課題を分析し、ちゃんと説明して理解していただかないと成約しない。クライアントから明確なオーダーがあり、そのオーダー通りにご提案する、というだけであればリモート提案でも成約すると思いますが、ラボの提案でその様なケースはありません。クライアントにとって「何をしたら良いかわからないけど、何か提案して欲しい」というような根本的な課題に対して提案することがとても多い。そうしたケースでは、事例・データ・モノを見せながらしっかり顔を合わせて伝える意味は大きいと思うんです。

先進的なサービスだからこそ会いに行く、ということですか。

ええ。そうしていままでの成功体験が少ない分野を進めていけるところにこそ、ラボの仕事のやりがいがあります。千修の既存のお客様のなかにも、当社がWEBを駆使したプロモーションに強いと知らない方もいらっしゃいます。そこから仕事が拡張すれば、社内でも「ラボと仕事したい」と思う人が出てくる。千修は社員一丸で案件に向き合ってきたからこそ、今の信頼がある。その強みがもっと活性化していくんです。
そのために業界経験が厚い人よりも、むしろ挑戦したい人に入ってきてほしいと思います。千修という長い歴史がある会社のまだまだ大きな伸びしろや、新しい将来の姿を一緒に見つけていくムーブメントを起こしていくのも僕たちラボの役目ですから。

先進的なサービスだからこそ会いに行く、ということですか。