SDD Strategic Design DepartmentSDD Strategic Design Department

  • ホーム/
  • 導入事例/
  • 歯科医院ごとのスペースの違いを加味しながら、より魅力的に展開できるディスプレイを...

歯科医院ごとのスペースの違いを加味しながら、より魅力的に展開できるディスプレイを制作

営業本部:栗城 祐輔
SDD:大野 真俊

プロダクトメーカー

課題
歯磨き剤と歯ブラシをセット販売できるよう、新商品として歯ブラシが商品開発されました。ブランド訴求を図る背景から、歯科医院のカウンターにて歯磨き剤と歯ブラシを両方陳列するディスプレイ制作を計画しましたが、陳列スペースが医院ごとに異なるため、工夫が必要でした。
解決方法
歯磨き剤と歯ブラシ以外に、どのようなものを陳列するかを確認しました。ブランド訴求を兼ねていますので、より良く歯磨きするためのリーフレットや、歯ブラシ本体や歯ブラシの商品箱なども掲載できる、機能的な什器を開発しました。
具体的な施策
より多くの歯科医院のカウンターに取り入れていただけるように、2つの形状の什器を作成しました。細長い歯ブラシは安全に立てられるように、商品箱やリーフレットは清潔感のあるようにビジュアル面も配慮しながら、制作しました。

課題

歯科用歯磨剤のブランドから初の歯ブラシが商品化。 ラインナップとセルフケアの重要性をまとめて訴求したい。

歯科用歯磨剤のブランドから初の歯ブラシが商品化することに伴い、タッチポイントである歯科医院内でのブランド訴求と歯磨き剤と歯ブラシのセット使い、セルフケアの重要性をアピールしていきたいと相談を受けました。

ディスプレイの設置場所は歯科医院のカウンターで病院ごとにスペースが異なるため、それらを考慮したものを作ることが課題でした。また、商品である歯ブラシの形状は細長く、商品箱は大きく形状が異なり、また、説明用のリーフレットも共に設置したいとの要望から、立体物として成立するための設計に苦心しました。

解決方法

商品ラインナップの陳列と同時に、 機能性も持ち合わせたカウンターディスプレイを提案。

歯科医院のカウンターで展開されることから、コンパクトな設計が基本の考え方でした。また、新商品の歯ブラシと歯磨剤の陳列だけではなく、セルフケアの重要性を患者様に伝えるためのリーフレットを制作して共に陳列できるよう、リーフレットスタンドの役割も兼ねた形状にしました。

ブランド全体の理解を深めてもらいながら、歯科用品メーカーとして、清潔感のあるビジュアル展開ができるよう努めました。また、歯ブラシは、商品箱の有り無しの両方で陳列できるようにし、より多くの歯科医院で展開できるよう配慮しました。

具体的な施策1

お客様が使用する歯ブラシ自体の形状と、 実際に販売されている商品箱も同時に陳列。

お客様からは、「手に持って使用される歯ブラシと、売り場で目にされる商品箱の両方を展示したい」との要望があり、細長い棒状の歯ブラシを安全に立たせる構造上の工夫が必要でした。また、それに比べて、商品箱の形状は大きいので、見た目のバランスを取ることも必要でした。

実際に、歯科医院にお声がけされるのは商社のご担当者様ですので、ブランドのお客様とともに、現場を知る商社のご担当者様の意見も集約し、かなり多くの関係者のご意見を反映して制作しました。什器提案は何パターンも提出して、最終的に2つの形が選ばれました。

具体的な施策2

誰に何をどう伝えるために制作をするのか、 どんなご要望を受けても最善を尽くす対応力がある

制作過程で、一番確認したのはサイズ感と立体構造でした。「カウンターに置くので、できるだけコンパクトにしたい」「ブランドイメージを訴求したい」「魅力的なビジュアルにしたい」「商品本体、商品箱、リーフレット(磨き方説明入り)をセットしたい」など、多くの要望がありました。最終的に、商品箱有りと無しの2パターンを作成することで、より多くの歯科医院に設置していただけるようにしました。また、リーフレットは、磨き方説明を入れるなど、商品の使用方法についても分かりやすく作成しました。お客様にはご好評をいただき、別アイテムやリニューアル什器の製作も進行しています。

お客様から依頼があった際は「何のためのものなのか」を必ず共有頂くようにしています。ブランド訴求であれば、ブランドイメージを伝わりやすくする必要があり、商品を訴求したいのであれば、商品詳細を分かりやすくする必要があります。お客様のゴールを確認しながら最適な形を提案するよう心がけています。

SDD担当者からのコメント

先述にもある通り、この案件は限られたスペースでいかに商品イメージを崩さずに綺麗にディスプレイさせることができるか、それも箱のままと箱から出した状態のどちらにも対応できるようにするという点に苦労しましたが、最終的にはお客様の要望に答えることができたのではないかと思っています。
SDD:大野 真俊