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創業150周年 記念サイトを制作。 これまでとこれからが、シンプルに伝わるサイトに。

営業本部:河村 憲一
SDD:笹川 宜照

デジタルプロモーションクリエイティブメーカー

課題
150周年を迎えるにあたり、周年行事をされるお客様に対し、様々な施策をトータルで提案し、webサイト、展示会場の設営・施工、展示物、会場で流す動画を制作。中でも、webサイトは内容も含め、多くの時間を要して重点的に制作しました。一般向けと技術系向けの違いをどう表現するかに苦心しました。
解決方法
周年webサイトは、一般向けと営業先向けとにターゲットが分かれるため、2種類制作しました。1つ目は、世間一般へ広く150周年であることを告知するサイト、2つ目は、お客様のクライアントに対して、未来を拓く先進的な技術を紹介するサイトにしました。各サイト、週1回定例会を実施して意思疎通を図りました。
具体的な施策
一般向けの社歴紹介では、過去の情報を踏襲しながら、スタイリッシュな見た目にデザインしました。また、コラムを添えるなど内容をリフレッシュして、読み飽きない工夫を施しました。その一方で、技術紹介用では、最新技術を反映した未来のイラストに描き起こし、見た人がワクワクするような想像の世界を表現しました。

課題

一般向けとお客様のクライアント(技術系・大学等) それぞれのターゲットにあわせて歴史や魅力を伝えたい。

お客様の周年行事に関する行事案件を、トータルで請け負いました。本社用のwebサイト、技術部門用のwebサイト、技術見学会の設営・施工、展示物の制作、会場で流す動画などを制作しました。

周年webサイト制作では、一般向けと、技術系と同じ内容で制作してしまうと、一般の方には技術説明をしても伝わらない事や、技術関係の方には会社の歴史だけを使用しても商機が生まれないという課題がありました。その問題を解決できるよう、すべてのステークホルダーに対して150周年をアピールする方法を見つけることに苦心しました。

解決方法

一般の方々に向けた社歴紹介用と、 未来に向けた最新技術紹介用と、 それぞれ特化したサイトを制作

一般向けのwebサイトでは、会社の歴史・グループ会社の未来の姿を、業界のみならず幅広くアピールできる内容にしました。その一方で、技術のサイトでは、歴史に重点を置かず、未来の姿・技術紹介に重点を置いた内容を訴求するといった、2種類を作成して、それぞれのターゲットに向けて歴史・技術を広くアピールすることにしました

制作進行では、本社側、技術研究所側とそれぞれにチームをつくり、週1回の定例会を開催するなど、制作内容にずれが生じないようお互いの意思疎通を図りました。本社版の周年webサイトは、ただ歴史を振り返るだけでなく、今まで培ってきた歴史を受け継ぎ新たな時代へと発信し、過去も未来も期待・信頼していただける企業であることを訴求するよう心がけて制作しました。

技術研究所用は、ただ技術だけを紹介するだけではなく、これから企業が目指す未来の姿をインパクトのある3つのイメージイラストで表現しました。技術を活かしながら、見たことがないような世界観を表現していくために何度も打ち合わせを重ねました。全くゼロの状態から、今のトレンドを取り入れた未来の技術の世界を表現したサイトは、リースフォトを使うなどして似たようなサイトになりがちなサイトとは一線を画したオリジナルな世界観を創り上げることができました。

具体的な施策1

創業150周年を5つの年代に分けてデザインを一新。 コラムを挟みつつ、歴代の施工物件を 読み飽きることなく魅力的に紹介。

新たな価値を創造し続けた150周年を5つの年代に分け、年代ごとに建築・建設したエポックメイキング的な物件をピックアップし、写真付きで紹介しました。物件だけではなく、年代ごとに起きた出来事をコラム掲載し、読み飽きない工夫を施しました。その他、創業者の生涯・エピソード・技術の進化についても制作し、一般の方が読んでも興味を持てるよう分かりやすく紹介しました。10年ごとに周年webサイトを制作していますので、今までのコンテンツも無駄にすることなく踏襲し、スタイリッシュに、すっきりとしたデザイン構成にしました。同じ内容を使いながら見せ方をより良くしています。

また、周年はお客様にとって節目の年になるので、社会へのPRだけではなく、社内のモチベーションアップも考慮して提案しました。昔を振り返り懐かしむだけではなく、この先の企業の進化をアピールして期待される存在になりたいといったご要望にも応えるように心がけました。

具体的な施策2

未来の技術を活かした誰も見たことがない世界を 技術者の意見を反映してゼロからイラストを制作。 調べたい技術へ、スムーズに誘導するコンセプト設計。

技術研究所用サイトは、150年企業という歴史を踏まえつつ、さらに先に進んでいくイメージを表現しました。保有する技術を「カーボンニュートラル」「デジタル」「ウエルネス」の3カテゴリーに分けて、『未来のイメージイラスト』を描き起こしました。

カテゴリーごとに3種ずつアイコンをデザインし、知りたい技術情報へスムーズに誘導するシンプルな設計を構築しました。技術の専門職の方から技術内容をヒアリングし、クリエイターがデザインできるよう、ディレクションしていく際は細やかな確認や手配が求められます。そのあたりも配慮しながら進行しました。

技術部門ではwebサイト以外の展示会、動画、展示物、施工など、周年行事一式をワンストップで対応しました。技術センターの見学会は、販売先の技術者や大学関係者を招待して約4か月間開催されました。弊社では見学ルート内の壁面パネルや技術画像も制作し、トータルサポートしています。

SDD担当者からのコメント

それぞれのサイトの制作は150周年記念の重大な取り組みのため、お客様からよりよいものを作りたいという思いがひしひしと伝わってきました。その思いにしっかりとお応えできるよう、コミュニケーションを密にとり、ご要望を細かくお伺いしながら進行しました。お客様の節目となる年に貴重なサイトの制作をお手伝いできてうれしく思います。
SDD:笹川 宜照